Disir
2014
EP概要
VölurのEP『Disir』は、2016年6月24日にProphecy Productionsよりリリースされ、北欧神話、特に大地、海、森の精霊をテーマとしている。音楽はドゥームメタルとフォークの要素を融合させ、プログレッシブ、ドローン、ネオクラシカルの要素を取り入れている。ベースギター、ヴァイオリン、ドラムを駆使した独特のサウンドは、ヴァイオリンがしばしば重要な役割を担う。
『Disir』に収録された4曲は、2014年のデモ音源の再リリースである。EPは、アグレッシブなメタリックパート、実験的なドローンパート、そして穏やかな牧歌的なパートを織り交ぜ、時に予想外の展開を見せる。全体を通して、聴く者を精霊界の暗く陰鬱な世界と、避けられない人間の運命へと誘う、深い哀愁を帯びた作品となっている。
レコーディング情報
主に2014年4月23日にプロ・ゴールド・スタジオで録音され、2016年3月4日にエコー・サウンド・スタジオで追加録音が行われた。メインのレコーディング・エンジニアはイアン・ブラートン、追加録音はニール・マクドナルドとポール・ケハヤスが担当。マスタリングはフランク・グライナーがザ・ゴッド・コンプレックスで行った。
トラックハイライト
- Es Wächst Aus Seinem Grab — 荒々しいリフと叫ぶようなボーカルが特徴で、複雑でヘヴィなサウンドへと展開していく。
- The Deep-Minded — バイオリンとサバス風の重厚なベースラインが特徴で、壮大な雰囲気を醸し出している。
- White Phantom — より軽やかで、牧歌的な雰囲気の曲。
- Heiemo — 規則的なドラムの響きと、ミニマルで催眠的なフォーク要素が特徴。
参加ミュージシャン
- Lucas Gadke (エレクトリックベース、ボーカル)
- Laura C. Bates (バイオリン、エレクトリックバイオリン、ビオラ、ボーカル)
- James Payment (ドラム)
- Tina Faucher (作品[リノカット]、ドローイング)
- Łukasz Jaszak (デザイン、レイアウト)
- Frank Gryner (マスタリング担当)
- Ian Blurton (録音者)
- Neil McDonald (追加録音:)
- Paul Kehayas (追加録音:)
音楽的意義
批評家たちは、ヴォルルがドゥームメタルとフォークミュージックをプログレッシブ、ドローン、新古典主義の要素と巧みに融合させ、統一感のある美しい作品を生み出している点を高く評価している。アルバムは、北欧神話の世界への旅と没入感を喚起する独特の雰囲気で称賛されている。一部の批評家は、アンビエントで反復的な要素を十分に理解するには、複数回のリスニングが必要になるかもしれないと指摘している。
バンド名の「Völur」は、古ノルド語の「völva」に由来し、未来を見通すことができる予言者、あるいは女性を意味する。
トラックリスト
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