Save Rock and Roll
2013
Album概要
『Save Rock and Roll』は、アメリカのロックバンド、フォール・アウト・ボーイの5枚目のスタジオアルバムで、2013年4月12日にアイランド・レコードからリリースされた。このアルバムは、メンバーがそれぞれ個人的な活動に専念していた4年間の活動休止期間を経て、バンドが復帰した作品である。バンドのサウンドを刷新する試みとして構想されたこのアルバムは、2012年秋からカリフォルニアで極秘裏にレコーディングされた。ロック、ポップ、R&Bのスタイルを融合させたこのアルバムには、フォクシーズ、ビッグ・ショーン、コートニー・ラブ、エルトン・ジョンがゲストボーカルとして参加している。歌詞は、成長、愛、失恋、郷愁といったテーマを扱っている。
レコーディング情報
このアルバムは、2012年10月から2013年3月にかけて、カリフォルニア州サンタモニカにあるルビーレッド・レコーディングスで録音された。プロデューサーはブッチ・ウォーカーとフォール・アウト・ボーイ自身で、長年のプロデューサーであるニール・アヴロンとの決別となった。
トラックハイライト
- The Phoenix — バンドの再生を歌った力強いアンセムで、アグレッシブなストリングスとパーカッションが特徴的。
- My Songs Know What You Did in the Dark (Light Em Up) — ヒップホップの影響を受けたこの曲は、大ヒットとなり、自由を満喫しながらも、バンドのことを忘れようとしている様子を描いている。
- Alone Together — パトリック・スタンプの力強いボーカルが光る、夏のアンセム。
- Where Did the Party Go — ソウルやファンクの影響を受けた楽曲で、老いや時代遅れになることへの不安を歌っている。
- Just One Yesterday (Foxes) — Foxesによる幻想的なボーカルが特徴。
- The Mighty Fall (Big Sean) — ビッグ・ショーンのラップパートが収録されている。
- Young Volcanoes — 過去から解放されることを歌った、アコースティック調の楽曲。
- Rat a Tat (Courtney Love) — コートニー・ラブが出演し、生、死、そして愛の本質を描いた作品です。
- Save Rock and Roll (Elton John) — エルトン・ジョンをフィーチャーしたピアノ主体のバラードで、ロックンロールを救いたいという願いが込められている。
参加ミュージシャン
- Patrick Stump (ボーカル、ギター、作曲)
- Pete Wentz (バス、作曲家)
- Joe Trohman (ギター、作曲家)
- Andy Hurley (ドラム、作曲家)
- Butch Walker (プロデューサー、追加バックボーカル、パーカッション、プログラミング、キーボード)
音楽的意義
『Save Rock and Roll』はフォール・アウト・ボーイにとって5年ぶりのアルバムであり、彼らのサウンドを大きく刷新した作品となった。ビルボード200チャートで初登場1位を獲得。批評家からは概ね好評を博し、バンドの進化と実験的な試みが高く評価された一方、純粋なロック・アルバムと呼ぶことにはやや抵抗感を示す声もあった。本作は批評的にも商業的にも成功を収め、フォール・アウト・ボーイのキャリアを再び活性化させた。 アルバムのジャケットには、パンクと僧侶が手をつないでいる写真が使われており、新旧の衝突というアルバムのテーマを象徴している。バンドはアルバム収録曲すべてにミュージックビデオを制作し、それらをまとめて短編映画『The Young Blood Chronicles』として公開した。
アルバムのタイトルは、ピート・ウェンツの皮肉な発言から着想を得たものだ。
トラックリスト
Apple Music
コメント